バイトテロが発生することは必然。なぜ避けられないのかを説明

はじめに

ひと昔前は、「バカッター」と言われていましたが、今では、「バイトテロ」と呼ばれる、アルバイト従業員が不適切な動画をネットに上げて炎上するという事態が、最近あちらこちらで発生しています。

バイトテロで"まさか炎上"と本人が驚く訳 "仲間内の動画"が炎上投稿に化ける | プレジデントオンライン
アルバイトの悪ふざけ動画がSNSで爆発的に拡がる「バイトテロ」。ネットに流れた個人情報を消し去ることは難しい。人生を棒に振る可能性が…

この記事では、なぜバイトテロが発生してしまうのか、防止することはできないのかということについて、解説しています。

なぜバイトテロが発生するか

バイトテロが発生する理由は一概には言えませんが、「賃金が安いから」「賃金が安いにもかかわらず、消費者、利用者の求めるレベルが高いから」などが考えられそうです。

賃金が安いから

飲食店の現場で働く人は、良くも悪くも誰でもできる仕事(=マックジョブ)をしています。誰でもできる仕事の賃金は総じて安いため、バイトテロを引き起こす可能性を持つような人材を引き入れやすい構図になってしまいます。

ただ、賃金を上げればそれでOKか、と言われればそうとも言えません。賃金を上げるということは事業経費を増やすということなので、それを補填するために財やサービスの値段を吊り上げる必要があります。こうなってしまうと、安さを武器に戦っている事業者は本末転倒ですよね。

消費者、利用者の求めるレベルが高いから

マナブさんも以下の記事にて次のように述べています。

日本で働くのは辛い ←これは事実だと思います【脱出方法を解説する】
日本に戻るたびに思うのですが、日本で働くのは大変そう。理由は簡単で「サービスの質が高いのに、給料が低いから」です。もちろん全ての職種には当てはまらないけど、いわゆる「AIで自動化されそうな仕事」に限って、賃金が低め、かつ重労働だと思う。東南アジアとかで働く方が、幸福度は高まりそう。

~海外だと、こういった仕事は「給料が低い&責任が低い」という感じなのですが、日本だとなぜか「給料が低い&責任が高い」となっています。

安く雇われて、かつ、責任が低い(雑な仕事をしても大丈夫)のであればあまり問題にはなりませんが、少なくとも日本の場合、安く雇われている、具体的には最低賃金すれすれで雇われているにも関わらず、かなりの責任がある仕事をしています。

海外旅行などに行って旅先のコンビニとかに行くとわかりますが、サービスの質はものすごく低いです。実はこっちが世界標準であり、日本のサービスの質が高すぎることが逆に問題となっているのです。

雇用主も利用者も覚悟をする必要がある

つまり、バイトテロは発生するべくして発生するものであり、ビジネスの構造そのものに問題があります。そのため、安いサービスや商品を利用する消費者は、ある程度のリスクを背負う可能性があることを自覚の上で、そのサービスや商品を利用する必要があります。

例えば、スシローの事件をみた消費者が、「もうスシローは利用しない」と言っているのをニュースで見ましたが、あまり的を得た意見ではないと思います。

そうではなくて、スシローだろうがくら寿司だろうが、安価なサービスを提供する場所の裏には常に危険性が潜んでいる。それを自覚の上で利用するのか、それともリスクを背負いたくないからもう少し高いサービスを利用するのかといった判断をする必要があります。スシローがダメでくら寿司やかっぱ寿司ならOKという話ではないのです。

繰り返しになりますが、もし、雇用主がバイトテロを発生させたくないのであれば、賃金を上げるなどして最初からバイトテロを発生させそうな人材を未然に入れさせないことが必要ですし、利用者がバイトテロの被害にあいたくないのであれば、値段がもうしこし高い店を選ぶ(従業員の賃金がそれだけ高い)必要があります。

さいごに

バイトテロはいつどこで発生するかはわからないが、回避したいのであれば安いサービスを使わなければいい。その判断は、消費者によるとしか言いようがない。

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