英検一級の一次試験に合格するための学習内容や方法を解説します

はじめに

英検一級は英検の最高峰であり、TOEIC990と一緒に目指す人が多い試験です。受験者の9割が落とされる難関であり、そのため何度も落ちている人も多いと思います。

そこでこの記事では、英検一級の第一関門である一次試験(リーディング、リスニング、ライティング)を攻略する上で押さえておきたいポイントなどをまとめました。

英検一級の一次試験を通りたいならこれをやろう

語彙は最優先課題、25問全問正解を目指す

英検一級の語彙問題は異様に難しいことで有名ですが、同時に確実に得点できる得点源でもあります。つまり、知っていれば確実に全問正解することが可能であり、開催回によらず確実に得点することが可能です。

英検一級の語彙問題はTOEICのパート4と同じような、短文穴埋め形式です。実は空欄以外の箇所の語彙レベルはそこまで大したことはありません。文章自体の意味を理解することと空欄にどんな意味の英単語が入りそうか予測することは容易なのですが、選択肢の英単語が難しいためそこで苦戦することがほとんどです。

そのため、「選択肢に書いてある英単語の意味が分かれば解ける、わからなければ解けない」という二極化が激しくなります。

また、語彙問題は25問もあり、全体の大部分を占めます(内3問は熟語)。ここで25問確実に解答すれば、後の長文読解で多少てこずっても、高得点を狙うことが可能です。

旺文社のパス単の音源の利用がおすすめ。BGM的に毎日聞き流して覚えましょう。

長文読解では「論理的に読む力」をひたすら磨く

長文読解はTOEICとはかなり毛色が異なり、語彙問題と同様に専用の対策は必須です。中でも論理構造を理解する力を磨くことが一番重要であるといえます。

英検一級の長文問題で必ず出るタイプのものに、架空の論文の抜粋のようなものがあります。この手の文章では、

  • 実験や調査の結果を説明
  • 何が面白いポイントか、目を引くポイントか
  • 論文の著者の主張は何か

という流れになっていることがほとんどです。どの結果がどの主張を支持しているのか、先行研究と今回得られた結果の何が違い、どこが着目すべきポイントなのかという情報を的確に読み取る力が必要となります。

そのためには実際に過去問を解いて論理力を磨くことも有効ですが、私は日本語で論理力を鍛えることもお勧めしています。新版 論文の教室 レポートから卒論まで (NHKブックス)は、論理的な文章の読み書きをする上でのエッセンスが詰まっている良著なので、手に取って学習することをお勧めします。

リスニングはTOEICに毛が生えた程度のレベル

リスニングのレベルはTOEICに毛が生えた程度です。内容が少しアカデミック寄りであり、専門用語が出てくることを除けば、使われる語彙のレベルやスピードなどはTOEICと大差ありません。

実力があれば専用の対策を省いてもいいと思います。英検のHPで利用できる過去問の音源を聞いて、「普通に聞き取れるな」と感じるのであれば、対策をスルーしましょう。

ライティング対策もあまり必要ない

ライティングの対策の優先度も低いです。理由はいくつかあり

  1. そもそも独学で対策することが難しい
  2. 実はそこまで高度な文章は求められていない
  3. 解法のテンプレがある程度決まっている

ためです。テンプレに沿って無難な英文で論理的な文章を書けば8割得点は固く、英語に自信があるのであればだれでも高得点をとることができます。

イシューが与えられて、それに対して反対か賛成かを論理的に書けばよく、

  1. どっちのスタンスか
  2. 理由はなぜか(複数)
  3. どっちのスタンスか(もう一度)

をパラグラフに分けて書けばOK、もちろん、問題文に書いてある分量などのレギュレーションにはきちんと従いましょう。また、字が汚くても問題はありませんが、スペルミスなどにも注意しましょう。

直近の過去問はすべて解いておく

英検のHPに行けば直近に開催された過去問をPDFファイルでDL出来ます。これを利用して、とりあえず全部時間を計って解いてしまいましょう。傾向の把握、本番を模したシュミレーションをするにはもってこいです。

1級の過去問・対策 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会
英検1級の過去問・対策をご紹介するページです。過去1年(3回分)の過去問とあわせて受験対策に役立つコンテンツもご用意。受験前に級レベルの確認や力試しにご活用ください。

試験本番で意識すること

解く順番を決めておく

リーディングから解くか、ライティングから解くかは自由に選ぶことができますが、事前にどちらから解き始めるかは決めておきましょう。

ちなみに、私のおすすめはライティング→リーディングの順番です。ライティングは時間さえあれば確実に高得点できるので、ここでしっかり得点を抑えておく必要があるためです。語彙→ライティング→長文でもいいかもしれません。

リスニングのメモの取り方

TOEICとは異なり、リスニングではメモをとることができます。最初の会話問題では分量も短いのでとる必要はあまりありませんが、最後の超長文リスニングでは必須です。

おすすめの方法は、タイムラインに沿って概略だけメモを取ることです。自分がわかればよいので、略記やポンチ絵を多用して、ストーリーの流れをあとから把握できるようにメモしましょう。

消去法は絶対に使わない

消去法で長文問題を解くことはNGです。英検の長文読解問題の選択肢は分量が異様に多いため、一つ一つ吟味していれはかなり時間をロスしてしまいます。

そのため、選択肢を見に行く前に解答を頭にイメージするようにしましょう。英文は必ずエッセンスが文頭にかいてありますので、文頭で言っていることさえ見れば自分がイメージしている解答がどれと一致するかはすぐにわかります。

さいごに

いかがでしょうか。一次試験は英検合格のための第一難関です。しっかり対策をして、難なくパスしたいものですね。

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