速読は難しくない、テクニックに頼らない方法を教えます

読み書きのコツ

はじめに

ひと昔前に、速読というビジネススキルが流行りましたよね。限られた時間でビジネス書や書類をものすごい勢いで読んで、しかも内容がしっかりと頭の中に入るという凄いスキルです。テレビとかでも「速読の達人」みたいな人が出てきたりして、かなりブームになりました。

ただ、ブームに乗ってトレーニングを始めたものの、あまりの難易度の高さに挫折したかたのほうが多いのではないでしょうか。

そこで、挫折しやすい速読ではない、視力や処理能力に頼らない、だれでも実践可能な「速読」のノウハウをまとめてみました。

速読には大きく二種類ある

テレビで話題になったほうの速読はフォトリーディングと呼ばれていて、名前通り眼のカメラでページの写真を撮り、イメージを脳にインストールする方法です。有名人だと勝間勝代さんがフォトリーディングの達人です。

ただ、このやり方だと、眼球を素早く動かして全体を把握する、脳内で文字を音にせずあくまでも画像としてインプットするなど、身体能力的な要素にかなり左右されます。

しかし、もう一つの速読「パラグラフリーディング」と呼ばれる方法は根本的に違います。一言でいえば、読むべきところを100%読み、読まなくてもいいところを一切読まない、というやり方です。見出し読みとも呼ばれますが、これも立派な速読法であり、原理さえ覚えれば誰でも実践できることが大きな特徴です。

また、パラグラフリーディングは、構造を持った文章を読む際にのみ有効です。随筆や小説などには構造がないため、パラグラフリーディングで速読することはできません。

パラグラフリーディングの実践方法

タイトル、目次を読み、見出しを読み、そしてパラグラフを読む

構造を持った文章というのは、低次の階層からピラミッドを積み重ねるように抽象化し、一つの主張を通すように例外なくなっています。そして、たいていの場合タイトルそのものが主張(ピラミッドの頂点)になっています。

つまり、タイトル=著者が言いたいこと、である場合が多いです。極論を言えば、タイトルを読めばその本を読んだことになるため、一番最初にやることはタイトルを読むこと、というのが正攻法です。

タイトルをよんだら、次は目次を読みます。目次は各章、各節で言いたいことを羅列したものなので、ここをよめば各章各節で言いたいことがわかります。目次にかいてある項目は一冊の本を通いて言いたいことの根拠を通すための主張、サブ主張といえます。

このように、(一ページ目から順番に読み進めるのではなく)タイトル→目次→本文の順番で読み進めたほうが、理解は早まります。ちょうど、ピラミッドの頂点から下に降りていくようなイメージで、トップダウン式で読んで行くイメージです。

タイトルと目次を読めばだいたい内容がわかっちゃう

タイトル→目次…のトップダウンスタイルで読んでいくと、目次を読み終えたあたりで本の内容があらかた理解できてしまうことがよくあります。そのような場合は、本文を読まずともその本の主張をほとんどインプットできたことになるので、無理して(わざわざ時間をかけて)全文を読みに行く必要はありません。このように読まないところを徹底的に読まないのが、パラグラフリーディングの特徴です。

まとめ

身体能力に左右されないパラグラフリーディングは文章読解の王道。ぜひ試してみてください。

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