【英語の文法】知っているようで知らない、時制の一致とは何か

英語

はじめに

英語に触れていない人でも、時制の一致という言葉を一度は聞いたことがあると思います。中学高校の英語の授業で必ず教わることなので、時制の一致という言葉自体の認知度も高いはずです。しかし、言葉は知っているけどいまいちよくわかっていない、という人も多いのではないでしょうか。

時制の一致は日本語にはない概念であり、必ず守らなけれあいけない英文法のルールです。この記事では、時制の一致とは何かを、わかりやすく解説します。

時制の一致とはつまりこういうこと

時制の一致とは何か、これを読めばわかると思います。

まずは『時間軸』について理解しよう

時制の話をする前に、まずは時間軸について理解しましょう。

英語世界の時間軸は1つではなく、2つあります。その2つとは、「過去軸」と「現在軸」であり、これを理解しないと時制の一致をマスターすることはできせん。

時制の一致はSF漫画のパラレルワールドの考え方に似ている

SFのマンガやアニメで、時間軸が複数存在することがありますよね。あれと英語の時間軸にはアナロジーがあります。

タイムマシンなどで過去や未来を行き来すると、もともとの世界とは異なる世界線が生成され、互いに相いれないというのがSF漫画のお決まりですが、あれと同様に過去軸と未来軸も互いに相いれません。この、「過去軸と現在軸が相いれない」という決まり事こそが、時制の一致です。

2つの世界線、過去と現在について理解する

上記の通り、過去軸と現在軸は互いにパラレルワールドのような関係にあり、互いに相容れることはできません。過去軸に現在形の節を介入させたり、逆をしたりするのがだめということです。

つまりどういうことか、例文で確認してみましょう。

例1: 世界線が「過去」の場合

世界線が「過去」の場合、その文中で使えるのは過去形とその仲間だけです。過去形の仲間には

  • 過去形(-ed)
  • 過去進行形(was/were -ing)
  • 過去完了形(had -ed)
  • 過去完了進行形(had been -ing)

があります。これらはすべて過去軸の世界線で生きる仲間なので、互いにまぜこぜにしながら使ってもルール(文法)的にOKとなります。

He said that he would get up earlier.

主節のsaidもthat節のwouldもどちらも過去形なので、過去軸の世界では合法になります。

He said that he will get up earlier.

過去軸世界に現在形のwillが侵入してしまっているので、これはアウトになります。

過去軸の世界線で2つのことが生じていて、それらの時間的な前後関係を明確にしたい場合には過去完了形を使うのが常套手段です。

After he had broken his smartphone, he brought it to an appliance store.

過去形と過去完了形は同じ過去軸を生きる仲間同士なので、上の例文は文法的に合法です。

例2: 世界線が「現在」の場合

逆パターンもほぼ同じです。現在世界に過去がらみの要素を混入させなければOKなわけです。現在軸という世界で通用するのは、

  • 現在形(willもここに入る)
  • 現在進行形(am/is/are -ing)
  • 現在完了形(have/has -ed)
  • 現在完了進行形(have/has been -ing)

です。これらの要素だけで文を作りましょう、というわけです。

After you finish your homework, we will go out.
After you finished your homework, we will go out.

まとめ、時制の一致はとどのつまり2パターンしかない

つまり、時制の一致(合わせ方)は過去パターンと現在パターンの2パターンしかありません。こう考えると、かなり簡単に思えませんか?

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