クラウドソーシングサイトUpworkとは何?使い方を徹底解説する

フリーランス

Upworkとは何?その使い方を解説

フリーランスとして働き始めたときに、営業せずに案件を獲得できるクラウドソーシングサイトは非常に重宝します。最大手の「ランサーズ」と「クラウドワークス」が日本では一番メジャーで、クライアント、ランサーともに利用者はかなり多いですが、市場が日本限定であり案件数がまだ少ないのが実情です。

そこでお勧めなのが、世界市場をターゲットにしたクラウドソーシングサイトを利用すること。今回は、大手クラウドソーシングサイトのUpworkを例にとって、使い方などを解説します。

Upwork(アップワーク)とは

Upwork(アップワーク)は、ランサーズやクラウドワークスと同様のクラウドソーシングサイトです。ランサーズやクラウドワークスはアメリカ、シリコンバレー発のクラウドソーシングモデルをお手本に日本で発展したため、Upworkのほうが本家ということもできます。

基本的な仕様は日本のサイトと同じで、クライアントが仕事を発注してランサーを公募し、ランサーがそれに応じて手をあげて、仕事を受注する仕組みになっています。ただ、市場が世界規模なので、案件の数などが日本のそれとは比較にならないほど多いのが特徴であり、大きなメリットです。

登録しているユーザーの数は1,400万人で、東京都の人口と同じくらいの人です。アクティブユーザーだけでも1,000万人近くいるみたい。

Upwork ランサーズ クラウドワークス
サービス開始年 2005 2008 2012
ユーザー数 14,000,000 ? 2,000,000

Upworkの使い方

使い方は簡単で、公式ページにいってsign upすれば、簡単にアカウントを作成できます。あとはできそうなプロジェクトに提案して、相手の返事をまちましょう。

提案するときにはconnectというトークンを2つ消費します。月初に60 connectsにリフレッシュされるので、無料プランであれば毎月最大30案件に提案できます。

無料プランであれば利用料は全くかかりません。報酬の20%がシステム利用料として天引きされる仕様になっていますが、マイナスになることはないので、とくにがっつり使うつもりでなくとも、とりあえずsign upしておくのもありです。

また、放置しておいてもクライアントからオファーが来るときもあります。オファーの受託であれば、connectを消費しないので、かなりお得です。

まずはプロフィールを充実させよう

アカウントを作ったら、まずはプロフィールを充実させましょう。なるべく空欄や書き込んでない箇所を作らないようにします。

プロフィールの文章は、「なるべく長く」がお勧めです。冗長すぎるのもよくないですが、ここで自分のオリジナリティや、スキルセットを明確にしておくといいでしょう。

他にも、Educational History(学歴)やEmployment History(職歴)を書く欄などがあります。かけるところはとにかく埋めて、充実感を出しましょう。

ランサーズなどにない独自の項目に「Skill Test」というものがあります。これは、特定のスキルテストをパスした場合にプロフィール上に表示可能であり、自身のスキルを証明するものの一つになります。スキルテストは無料で何度でも受けられるので、暇なときに受けてみるといいでしょう。

追記(2019年6月30日): スキルテストは近日中になくなるそうです。公式によれば、あまりこのサービスが機能しておらず、ランサーの実力を測る指標に実質なっていなかった、とのことです。

意外と忘れがちなのが、プロフィールアイコンです。イラストやアイコンなしでももちろんいいのですが、やはり自分の顔写真のほうが相手に与える安心感が違います。結構自分の顔写真にしている人は多いので、特に気にせずにアップしても問題ないでしょう。

おすすめの提案方法

Upwork上の日本人のランサーはまだまだ少ない印象です。この希少性を生かして、日本人にしかできない案件に積極的に提案すると、うまく通りやすいです。

  • 和英、英和翻訳
  • 日本国内でしかできない現場調査、インタビュー

などが狙いめです。「Japan」や、「Japanese」で検索すると、この手の案件が見つかりやすいです。

体感ですが、日本系案件に提案するランサーの9割くらいは、非日本人です。倍率10倍程度であれば、日本人であるというだけで簡単に通過できます。提案分には、”I am native Japanese.”を加えとくと通りやすいです。

↑でWASABIさんが言うように、プロ翻訳者になる前の準備段階としてはかなりおすすめ、日本のクラウドソーシングサイトとは比較にならないほど案件が充実しているので、初心者でも仕事獲得が容易です。

sign upしたばかりの初心者がやるべきことや注意すること

お金より評価を貯めるようにする

ランサーズなどとは異なり、タスク系の5~10USDくらいの安価な案件でも、一案件として実績に反映されます(ランサーズの場合、タスクはプロジェクト案件と異なり評価につながらない)。

そのため、日本円換算で数百円くらいの報酬の案件でも、高評価を稼ぐ目的で積極的に取りに行きましょう。

自分の時給はとりあえず10ドルくらいにする

Upworkでは、自分の時給(hourly rate)を設定できます。この時給は、クライアントがランサーを採用する(オファーを送る)際の指標の一つになり、実際にオファーされるときに課される採用条件もこの時給を反映したものになることがほとんどです(相談による調整などは可能)。

最初にどれくらいの時給を設定するか悩むかもしれませんが、とりあえず10USDくらいでOKかと思います。あとからいくらでも変更はできますし、そこまでシビアに考えなくても問題ありません。

海外のランサーを見ると、時給1ドル以下の超安価なランサーもいれば、時給100ドル以上の高級人材もいます。その土地の物価や給与の相場を色濃く反映しているみたいですね。

ランサーズもUpworkのシステムをパクって参考にして、時給を設定できる機能が最近実装されました。

フリーランスをオンラインで採用できるランサーズ時間報酬
ランサーズ時間報酬は、システム開発など専門領域の仕事や業務量が変動するお仕事をオンライン上で安心して受発注でき、報酬は「実際に業務を行った時間に対して」お支払いするサービスです。ランサーズがオススメする『信頼できるランサー』に任せてあなたは得意な仕事に注力ましょう。

競合ランサーの特徴やスペックも調べてみる

Upworkの検索窓から案件を探せると同時に、フリーランサーを検索することもできます。特に自分が雇う側でないとしても、ぜひこの検索機能を使ってみてください。

自分の競合となりそうなフリーランサーがどんなプロフィールを書いているか、時給はどれくらいかなどといった情報をチェックして、自分のプロフィールに反映させましょう。

クライアントの情報を見る

提案するとき、あるいはオファーが来た際に受けるかどうかを判断するさいには、ぜひクライアントの評価をチェックしましょう。

一番重要な指標は☆の数です。☆が4以上であれば「まとも」なクライアントですので、トラブルに見舞われることはまずありません。

Contractを結ぶ前には絶対に仕事を受けてはいけない

Contractを結ぶ前に仕事に着手することは絶対にやめましょう。相手が蒸発する危険性があり、そうなったとしてもその悪評を第三者に伝えることができません。

  • Contract前だとトラブルが起きても運営が対応してくれない
  • 文句を言っても暖簾に腕押しになる

などデメリットしかありません。

また、Contract前にトライアルとして小さな仕事を振られる場合もありますが、その時も相手にmilestoneを設定するように促しましょう。(クライアントが無料でトライアルをさせようとすることもありますが、場合によります。)

Upworkの地雷クライアントの特徴

Upworkにも例にもれず、地雷クライアントが存在します。地雷クライアントの特徴をきちんと把握して、うまく回避するようにしましょう。

感情がない

具体的には、

  • 人として扱われていないように感じる。(機械にコマンドを送るように指示が飛んでくる)
  • “thank you”などの相手に敬意を示したり感謝する言葉が相手から出てこない

などが特徴です。自動作業マシンのように扱われているように感じたら、警戒したほうがいいでしょう。

逆に、:)マークを使うなど感情があるクライアントはかなり高ポイントです。

レスポンスが異様に遅い

レスポンスが異様に遅いクライアントも要注意です。一週間近く待たされるような場合は警戒したほうがいいでしょう。

ログイン状態(表示が緑色)でメッセージの返信がない場合、いわゆる「既読スルー」をしている可能性があります。場合によってはこちらから再度メッセージを送って急かしてもいいかもしれません。

ちなみに、ほとんどのクライアントとの取引において時差が発生するため、即レスはまず期待できません(数時間で返信が来たら相当速いほうです)。

milestoneを設定してくれない

milestone(マイルストーン)は、ランサーズでいうところのエスクローに対応します。クライアント側が仮入金をすることで、報酬を取り損ねる心配をなくし、安心して仕事に取り組める素晴らしいシステムです。

このmilestoneをなかなか設定してくれないくせに異様に急かすクライアントや、もっとひどい場合報酬を明確にしないまま仕事を投げてくるクライアントもいます。たとえば、

Hi, I want to assign you a task. Please contact me ASAP.

Hi I am here, what’s the matter?

I need to get this done by today. Please do this within a couple of hours.

incompleted_file.docx 1.00 KB

(!??) OK, I will do that.

Hi I completed the job. Here it is.

completed_file.docx 1.00 KB

Hello please confirm the price of the work above and set the milestone. I can’t send you a request for the approval.

Hello there, please text me something…

…といったように、「あまりにも急かされるから報酬の確定とマイルストーンの設定をする前に仕事を済ませた結果、相手と連絡が取れなくなり報酬を取り逃がしてしまった」ということはよくあることです。

そのため、仕事に取り掛かる前にクライアントにエスクローをさせることだけは徹底しましょう。上のようになりそうな場合、

I won’t start the job unless you set an milestone.

といえばokです。

なかなかapproveしてくれない

上のmilestoneを設定してくれないよりは幾分かましなのですが、approve(仕事完了の承認)をなかなかしてくれないクライアントもいます。

仕様上は、approveを要求してから14日間相手に何も動きがなかった場合自動でこちらに入金されるので、無視されても基本問題はありません。しかし、相手に対する印象が悪くなることは間違いないですよね。

さいごに-Upworkは日本人にこそおすすめ

いかがでしょうか。当たり前ですが、クライアントとの会話など、操作全般はすべて英語で行うことになります。英語でコミニケーションをとることに抵抗がないのであれば、Upworkを使わないてはありません。ぜひ、チャレンジしてみてください。

コメント

  1. 鈴木 芳孝 より:

    こんにちは!

    私はUpworkに登録してそろそろ10年目を迎えるフリーランサー(本職)です。

    Upworkの登録人数は120,000人以上ですから世界最大のジョブサイトなのかな?

    私からもちょっとだけ初心者upworkerへ気を付ける点をあげますと・・・

    ・ クライアントのrateをまず確認してください。4未満は絶対手を出さないこと!
    ・ よくある困った依頼は、依頼文の中に例えば1000語前後とか書いているクライアントは
      大概それ以上あるので自分でしっかり確認すること。
    ・ upworkerなりたての人は、お金よりも★の数を優先すること
    ・ upworkコミュであったことですが、日本の翻訳相場を持ち出さないこと!外人には関
    係ないことですからね

    まだまだありますが、このぐらいで(笑)

    お役に立てたら幸いです・・・

    • そっちゃそ より:

      コメントありがとうございます。私はUpworkを利用してまだ間もないため、大変参考になるコメントでした。今後もお互い頑張りましょう。