はじめに
稼業としてのライターは、フリーランスとして独立したてのころの稼ぐ手段としては非常に有効です。プログラミングなどとは異なり特別なスキルを必要とせず、論理的にきちんとした文章が書ければ基本だれでもできます。
この記事では初心者や駆け出しのライターが手を出すべき、あるいは手を出してはいけないライティング案件の特徴などをまとめました。
初心者はまずこの案件に提案しよう
初心者はまずこのようなジャンルの案件に的を絞って提案していきましょう。
タスク系
タスク系の案件は、一案件数百円と内職並みの報酬の低さですが、クラウドソーシングサイトの仕様に慣れたり、仕事をとって納品するという一連の作業を覚えるにはもってこいです。
また、タスク案件は専門知識やスキルをほとんど必要とせず、良くも悪くも誰でもできる仕事です。手始めに取る仕事としてはちょうどいいので、初めの一歩を踏み出そうとしている方にはお勧めできます。
体験談系
Googleは一次情報を価値あるコンテンツとしてものすごく高く評価します。そのため、ランサーズで募集がかかるライティング案件の大半は、
- 【一文字〇円】○○を利用したことがある方の体験談募集
- 【3000文字】○○のサービズの体験談、レビュー記事募集
- 【高単価】○○を利用して転職に成功した人の記事募集
のように、体験や経験に基づいたレビュー記事を求める依頼が大半です。これは、明らかにGoogleが一次体験を重視していることを反映しており、業者も体験談が喉から手が出るほど欲しいことを如実に表しています。
この需要にうまくマッチするように自信の体験に基づいた記事を差し出せればOK。ただ、婚活マッチングアプリでの体験といったように、プライベートを掘り起こさなければかけない依頼もかなりあるので、そのあたりも考える必要があります。
スキルを活かせる系
自分自身の専門知識や経験が活かせるライティング案件があれば、積極的にとりに行くようにしましょう。他のランサーとの差別化を図りやすく、競合の数が多くても採用されやすくなります。
特に最初の一件でクライアントからクオリティが認められれば、その後継続的に案件を回してもらえる可能性もあります。クライアントに、「この人は信頼できる、この人に仕事を回せば問題ない」と思わせるような記事を一発目から書くように意識しましょう。
手を出さないほうがいい案件
逆に以下のような案件には手を出さないほうがいいです。
自分が興味のないジャンル
アフィリエイトで稼ぎやすいジャンルであるクレジットカードに関するライティングや、転職、就職エージェントに関する依頼は結構あります。この手の依頼はリサーチライティングでこなすことが可能であり、実際に利用していない人でも書くことは可能です。
しかし、クレジットカードや転職エージェントにまったく興味のない人であれば、この手の案件をこなしてもあまりいい気持ちにはなりません。副産物としての知識やスキルが身に付きにくく、どうしてもつまらない作業感が出てしまいます。
全く知らない分野の案件
自分が全く知らない分野の案件をこなす場合、知識がないので事前にネットで調査をする必要があります。たとえ文字単価が高かったとしても調査にかける時間が必然的に多くなるため、結果的に割に合わないということになってしまいます。
工数が多い、めんどくさそう
例えば、
- 構成が事前に示されていない(構成案を提出する必要がある)
- オリジナルの写真を差し込む必要がある
- SEO対策としてキーワードをいれる義務がある
- 装飾の細かい指定がある
など、執筆以外の作業が多い案件もあります。工数が多い分だけ単価が高ければ問題ないのですが、文章オンリーと同じ相場で発注されているのであれば、あまり手を出さないほうが得策です。
文字単価一円未満
文字単価一円未満は無条件でスルーしましょう。
ライティング案件に関してのみ言えば、「文字単価が低い=簡単」ではありません。逆に、文字単価が低いほうが工数が無駄に多かったり、クライアントの指示が雑だったりするなど、ランサーに敬意が払われていないことが多い印象です。
るってぃさんのこの動画がとても参考になる
るってぃさんと佐々木ゴウ先生がコラボしたこの動画がライターに非常に参考になります。
初心者がどのように仕事を回収すればいいか、何に手を出して何に手を出さないほうがいいかなどが盛りだくさんです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。闇雲に案件に手を出していると地雷クライアントにぶちあったって時間を無駄にしてしまいがちです。
仕事が少なく焦りがあったとしても、ぜひ的を絞って着実に仕事を獲得するように努めましょう。
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